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  • 2022.10.01
  • 2022.10.01
  • 物品管理システム

RFIDの導入で棚卸、備品管理はどう変わるのか?【導入事例あり】

物品管理システム

RFIDの登場により、棚卸業務が大きく変化しました。従来は手作業で一つひとつチェックしながらバーコードリーダーで読み取っていた備品データでしたが、RFIDがあれば離れた場所からも範囲内にある備品データを一挙に読み取ることができます。今回はそんなRFIDの導入により、棚卸や備品管理がどう変わったのかについてご紹介します。

※本記事に掲載している情報は2022年9月時点のものです。

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RFIDとは?

RFIDは「Radio Frequency Identification」の略称で、無線電波を使ったIDタグのことです。名前だけ聞くと馴染みのない技術のように感じますが、交通系ICカードのSuicaなどもRFIDの一種であり、意外と身近に存在している技術です。

RFIDにはさまざまなデータを記録できます。物品名や個数、型番ナンバーなど備品管理に必要な情報はすべてRFIDで管理されるため、これをハンディターミナルで読み取ることで棚卸業務などを効率化できるわけです。

RFIDの仕組み

RFIDの仕組みを簡単に説明すると、まずハンディターミナルなどのリーダライタが無線電波を飛ばし、RFIDのアンテナがそれをキャッチします。すると受信した電力でICチップが起動し、RFIDに書き込まれているデータをリーダライタに送信します。

こうしたRFIDのデータを受信したハンディターミナルを処理システムに接続することで、読み取ったすべてのデータを管理することができます。

バーコードとの違い

従来はバーコードと専用リーダーを使った備品管理が主流でしたが、RFIDとバーコードにはいくつか違いがあります。

まず、バーコードの場合は専用リーダーを近距離で読み取る必要があり、バーコードタグを一つひとつ手元で確認する作業が伴います。一方で、RFIDは離れた場所からも無線電波を使ってタグの読み取りが可能なので、バーコードに比べて圧倒的な作業時間短縮になります。なお通信距離は、短い場合で数cm前後、長い場合で10mを超えるものがあります。

RFIDのメリット

RFIDのメリットは多岐にわたります。例えば、備品が箱の中で管理されている場合、バーコードリーダーなら箱を開けて一つひとつ読み取らなければいけません。一方、RFIDなら箱の上から中にあるRFIDをすべて読み取ることができるため、作業時間を大幅に短縮できます。

また、RFID付きの備品が距離のあるところに置いてあったり、タグの表面が汚れていても問題なく読み取りできます。このようにRFIDにはさまざまなメリットがあるため、現在では棚卸や備品管理以外のシーンでも幅広く利用されています。

RFIDの活用シーン

それでは、RFIDの主な活用シーンをご紹介します。RFIDを導入するとさまざまな業務を効率化できるため、自社ビジネスでの活用方法をイメージしながらご覧ください。

棚卸業務の効率化

棚卸業務のためにRFIDを使うのは、最もポピュラーな活用方法です。企業によっては棚卸作業でチェックすべき備品点数が数千点〜数万点に及ぶこともあります。 RFIDがあれば、ハンディターミナルを持った棚卸担当者が備品管理場所を回りながら、遠隔でRFIDを読み取るだけで棚卸作業が完了します。バーコードを読むために備品を所定の場所から取る必要もないため、棚卸担当者の負担も軽減できます。

工具・備品を正確に管理

工具やそれに類似した備品などは一つひとつの物品が小さいため、点数を数え間違えることが多々あります。

一方で、工具や備品にRFIDを付けておけばハンディターミナルでデータを読み取るだけなので、数え間違いなどは発生しません。点検にかかる時間も短縮できるため、現場作業員の業務効率もアップします。

物流管理の正確性アップ

物流管理では正しい商品を正しいお客さまの元に、スピーディに届けることが大切です。しかし、手作業の物流管理ではミスが起こったり、遅れが発生することもあります。一方、RFIDを各商品に付けておけば、出荷管理などの正確性をアップさせ、業務効率化も達成できます。

EC・店舗の在庫管理を一元化

ECや店舗などの小売事業では、在庫を徹底的に管理してキャッシュフローを改善しなければいけません。ECサイトと店舗の在庫を一元的に管理し、スムーズにサービス提供を行う場合にRFIDは有効的です。

各商品にRFIDを付けておけばECサイトと店舗で在庫情報を共有でき、正確かつ素早い在庫管理を行うことができるでしょう。

このようにRFIDにはさまざまな活用シーンがあります。まずは、現状抱えている課題を整理しながら、どのように有効活用できるか考えてみましょう。

RIFDを棚卸·資産管理に導入するメリット

では、RIFDを棚卸システムや資産管理システムに導入することで、具体的にどのようなメリットがあるのかをご紹介します。

遠距離読み取りで作業効率アップ

RFIDをリーダライタで読み取れる距離は、短いもので数cm程度、長いもので10mを超えるものもあります。多くの場合、棚卸管理や資産管理などのシステムで利用するRFIDは、ある程度離れた場所からでもデータを読み取れるRFIDを使用しています。

資産管理の精度アップ

RFIDにはさまざまな情報を付与できます。物品のメタデータを記録するだけでなく、「どのように使われているか?」も把握できるのです。例えばゲート式のリーダライタを設置すれば物品を持ち出した際に、RFIDに持ち出し履歴が記録されます。

また、RFIDは種類によって数mm程度のものもあり、小型の工具なども管理できるため、紛失しやすい物品も適切に管理できます。

データの書き換えができる

バーコードやQRコードで物品を管理する場合、途中でデータの書き換えはできません。白と黒で構成されたコードそのものがデータだからです。一方、RFIDは内蔵チップにデータを格納しているため、後からでもデータの書き換えが可能です。

万が一データに間違いがあっても、再発行しなければいけないバーコードやQRコードとは違い、すぐにデータの書き換えが行えます。これによりデータ修正にかかる工数を大幅に短縮できるでしょう。

RFIDを使った棚卸、備品管理の適用例

ここでは、参考になるRFIDを使った棚卸、備品管理の適用例についてご紹介します。

1.工具管理

製造工場内や、設備点検などで使用する工具は紛失しやすい物品の1つです。単純に工具を紛失し、新しく購入するコストがかかったというだけならまだよいのですが、生産ラインや各種設備に工具を置き忘れると、重大な事故につながる恐れがあります。

そのため、多くの企業では工具管理を目視チェックで徹底しています。しかし目視チェックでは確認漏れが起きることがあり、重大事故のリスクをあまり軽減できません。

そこでRFIDを適用します。工具一つひとつに小型のRFIDを取り付け、工具を持ち出す際は必ずリーダライタでタグを読み取るようにします。また、その前にRFID入りのネームプレートを読み取ることで、誰がいつどの工具を持ち出したのか把握できるようになるのです。

工具管理の工数を削減するだけでなく、安全性の向上にも貢献します。

2.固定資産の棚卸

企業が保有している複数の固定資産も、RFIDがあれば素早く棚卸を実施できます。各固定資産にRFIDを取り付け、スマートフォンの専用アプリで写真を撮ることによりシステムへの登録を行います。

あとは、棚卸実施時にリーダライタで素早く読み取っていくだけです。ラックに並んだ大量の固定資産も、リーダライタを動かしていくだけで固定資産の棚卸が完了します。

また、特定の固定資産が見つからない場合、前回の棚卸実績から目視確認で物品を探す必要があります。一方、RFIDを採用した棚卸ならリーダライタを使って目的の固定資産を探すことができるため、全体的な工数削減につながります。

RFIDに対応した物品管理システムのご検討を

棚卸や備品管理にRFIDを搭載し、各種管理業務を効率化したい場合は日立システムズエンジニアリングサービスの物品管理システムをご検討ください。物品管理システムはRFIDに対応し、企業が保有している固定資産を含めたあらゆる物品のデータ管理を行うことができます。

また、物品管理システムはSaaS(クラウドサービス)での提供になるため、導入が容易でシステム運用負担を軽減できます。企業要件に合わせたカスタマイズも可能なので、RFIDを活用する際はぜひご検討ください。

まとめ

RFIDは今やさまざまなシーンで活用されています。当初はECサイトと実店舗の在庫を共有するためなど在庫管理での活用が主流でしたが、「ものを管理する」ということであればRFIDはあらゆるシーンで活用可能です。ただし、導入するシステムによってどのような管理が可能かは異なるため、自社に合ったシステムを導入するために、システムの機能や性能をしっかりと比較検討してRFIDを活用できるとよいでしょう。

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