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プロジェクトストーリー

Project 01海外プラント建設現場で働く作業員向けの作業管理システム構築プロジェクト

小林 健

プロジェクトマネージャー2005年4月1日 入社
2012年10月1日 技師
2018年4月1日 主任技師(課長相当職)

プロジェクトの経緯

各種インフラが整っていない海外でシステム構築を計画する点が最初の課題でした。

2016年、某プラント建設会社様より海外の建設現場の情報で用いるシステムについてのご相談がありました。作業員の入退場や位置情報、作業時間などを把握して、将来的にそれらから効率的な建設作業を推進したいという要望です。お客さまから詳細なヒアリングを行ってシステムの方向性を確認し、提案を行うことになりました。

位置情報については、工事現場内の作業員がいる現在位置を見える化することにより、作業員の滞留による進捗遅れや、工程や指示ミスによる不稼働時間を見える化する必要がありました。作業時間の把握については、数百~数千ある工事作業の工程それぞれの時間を収集し、実態の把握と次の計画につなげていく目的がありました。

検討にあたっての課題としては、日本国内とは違って各種インフラが整っていない環境のため、システムの構築・運用計画を立てることが難しかったこと。また、さまざまな国の人々がシステムを利用するため、文化の違いから使い勝手に関する感覚が異なり、変更要望が多く挙がった点ですね。

解決方法

システム構成としては、現地となるバーレーンにオンプレミスサーバーを構築し、工事現場内の専用機器から位置情報などの情報を収集する仕組みを検討しました。ハードウェア面については専用機器になるためハードメーカーが担当し、ソフトウェア面をすべて日立システムズエンジニアリングサービスが担当するよう役割分担を行いました。

作業時間把握のためには、現場の作業員がシステムへ入力する必要があり、入力自体が負担になっては本末転倒になってしまいます。そのため、いかに負担を軽減するかが大きな課題ではありましたが、結果として、タブレット端末とRFIDを組み合わせてタッチするだけでよい方式を取りました。

位置情報を把握するためには、ビーコンを使用することを提案し、管理者のために連続稼働中でも情報を見えるようにしました。過酷な環境とハードウェアの特性を理解したうえでシステムの構築ができたと思います。

プロジェクトの流れ

システム稼働までは約1年間。事前調査から本番切り替えまでお客さまと綿密にコミュニケーションをとりながらプロジェクトを推進しました。

  • 2016年8月

    お客さまと目的、システムの在り方について、認識合わせを実施。

  • 2016年10月

    キックオフ、要件定義~基本設計を実施。
    8月頃からお客さまとは綿密に打ち合わせを重ねていたため、短期間で設計作業を終えることができました。

  • 2016年11月~12月

    基本設計~詳細設計を実施。
    モックアップを利用したアジャイル開発を実施。

  • 2016年12月~
    2017年1月

    コーディング~単体テストを実施。

  • 2017年2月~4月

    組合せテスト~システムテストを実施。

  • 2017年5月

    システムをリリース。

  • 2017年7月

    システム稼働。
    現地で直接稼働支援を実施。

開発における課題

長年にわたり培ってきた経験や技術力があったので、RFIDやビーコンに関する技術面での心配はありませんでした。一番の大きな課題は、このシステムは運用するうえで、現場の方々のご協力が不可欠となるため、いかに作業員の負担にならないようにするかが課題でした。

海外のプロジェクトでシステムを利用する方々の文化はさまざまです。そのため、早く仕様を確定させることが必ずしもお客さまのプラスにはならないと判断し、ウォーターフォール開発で開始したものの、アジャイル開発を取り入れました。アジャイル開発とは、短期間で開発を見直す手法のことですが、定期的にお客さまの要望を受けながら開発を進めたことで、使い勝手や機能面での誤解もなくなり、とても満足いただけるシステムになったと思います。

お客さまの声

位置情報や作業時間の収集結果にはとても満足しています。特に位置情報は技術的にも新しい取り組みでしたが、チャレンジしたい思いで日立システムズエンジニアリングサービスに相談しました。予想以上にデータが取得できたことで、作業時間だけにとどまらない重要なデータとして、今後も活用していきたいですね。

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