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Hitachi

導入事例

株式会社FTS様

3工場に150台超の監視カメラを設置し、遠隔からの一括統合管理体制を構築。映像データを活用し、さらなる品質向上と製造現場の業務改善に取り組む

株式会社FTS:導入事例:株式会社日立システムズエンジニアリングサービス

愛知県豊田市を拠点に、自動車の燃料系総合システムサプライヤーとして事業を展開する株式会社FTS(以下、FTS様)は、国内工場における監視カメラ運用の統一とセキュリティ強化を目的に、Synologyの監視ソリューション「Synology Surveillance Station」を導入しました。3工場に150台超のカメラを設置し、遠隔からの一括統合管理を実現するとともに、24時間録画・30日間の映像データ保存体制を構築。高品質な映像データを活用することで、製品品質の向上や製造現場における業務改善の取り組みを加速させています。

会社概要

設立 1942年7月7日
資本金 30億円
従業員数 1,427名(2025年3月末時点)
代表者 取締役社長 磯部 利行
事業内容 燃料タンクおよび燃料タンク周辺部品・エンジン部品・ハイブリッド部品の開発・設計・製造ならびに販売、鋼板の加工・販売

導入前の課題1

工場での不具合発生に備えて、監視カメラ映像をすぐに検索・確認できるようにしたい

導入後の効果1

カメラ・日時・イベント単位での映像検索により、不具合発生時のスピーディーな原因究明が可能に

導入前の課題2

複数拠点に設置した多数のカメラを一元管理したい

導入後の効果2

複数拠点・複数カメラを遠隔から一括統合管理できる体制を構築し、運用標準化とガバナンス強化を実現

導入前の課題3

工場内設備の稼働データもバックアップして保護したい

導入後の効果3

イミュータブルバックアップ機能により、重要データの改ざんや不正削除の防止が可能に

導入の目的

各工場で使用する監視カメラの機器・運用を統一し、セキュリティ/ガバナンスリスクを解消したい

FTS様は、自動車部品の燃料タンクを主力製品とするメーカーです。国内外に複数の工場を展開し、各工場では製造機械の稼働監視や不具合発生時の検証、工場内の安全管理などを目的に監視カメラを設置していました。しかし、従来の監視カメラは無線通信を利用していたため、工場内の他の無線機器との混線や、第三者による無線傍受の危険性が懸念されていました。また、監視カメラの選定や設置を各工場・各部門が個別に行っていたため、機器構成や運用方法が統一されておらず、コスト面のムダやガバナンス上のリスクも課題となっていました。FTS様はこれらの課題を解決するため、全社統一の新たな監視ソリューションの選定に着手しました。

選定のポイント

操作性・映像品質・ブランドの信頼性を評価し、Synologyの統合監視ソリューションを採用

FTS様からのご相談を受け、日立システムズエンジニアリングサービスは、ストレージとソフトウェアが一体となった統合NAS製品「Synology」上で稼働する監視ソリューション「Synology Surveillance Station」を提案しました。本ソリューションは、複数カメラの統合管理、ライブ映像のモニタリング、録画データの管理・保存、多様なカメラ・デバイスとの接続、ユーザーごとのきめ細かなアクセス制御など豊富な機能を提供しています。FTS様は評価機を用いた事前検証を実施し、操作性、映像品質、Synologyブランドの信頼性などを総合的に評価し、全社統一の監視基盤として本ソリューションの導入を決定しました。

導入の効果

3工場・150台超のカメラを遠隔から一括統合管理、24時間録画・30日間データ保存で業務改善に活用

監視カメラの設置は、FTS様立ち合いのもと、日立システムズエンジニアリングサービスと日立システムズフィールドサービス(※)が連携し、設計から施工まで一貫して対応しました。現在、本社工場と豊田工場にそれぞれ約70台、広田工場に約20台のカメラが設置され、製造ラインの主要機械や重点保全設備、工場内通路などを24時間体制で撮影・録画しています。すべてのカメラは有線で接続され、Synology Surveillance Stationによって遠隔からでも映像をリアルタイムに確認することができます。FTS様では過去30日分の映像データをSynologyに保管しており、過去日時やイベントを指定した検索・再生にも即座に対応できる運用体制が整いました。

映像データは、製造機械の稼働監視のほかに、製造ラインの不具合発生時の原因究明や、製造現場の業務改善に向けた検討資料としても活用されています。以前と比較して映像品質が大幅に向上したことで、正確な原因究明やより良い業務改善策の立案につながることが期待されています。重大な製品不良が発生した際には、経営層を交えた緊急対策会議が開催される社内ルールとなっていますが、今後は緊急対策会議においても本ソリューションの映像が活用される予定です。本ソリューションの評判を知った他の工場の責任者からも導入を希望する声が寄せられており、今後導入拠点をさらに広げる計画が立案されています。

Synologyは、映像監視用途にとどまらず、工場内設備の稼働データを保存する用途でも活用されています。これらのデータはSynologyの特長であるイミュータブルバックアップ機能により保護されており、改ざん対策を施した形で安全に保管されています。保存されたデータはトレーサビリティ用途に活用されており、信頼性の高いデータ管理基盤として、FTS様の品質向上に貢献しています。

※日立システムズグループの一員として、全国規模のフィールド体制を生かし、IT機器の保守・運用からファシリティ、ネットワーク、ビジネスサポートまでをワンストップで提供する会社です。

お客さまの声

監視カメラ設置もDXの一環。これからも当社のDXを一緒に推進していただきたいです。

お客様1
お客様2

製造現場の映像をいつでも確認できる環境の実現は、メーカーである当社にとって非常に重要な取り組みです。その環境を理想的な形で実現できたことを高く評価しています。導入作業では、設置場所やカメラの配線、不具合対応までたくさんのリクエストをさせていただきましたが、丁寧かつ真摯に対応していただき、大変助かりました。

当社にとってはカメラ設置もDX施策の一環です。今後も積極的にDXを推進していきたいと考えていますので、引き続きさまざまなご支援をいただきたいと思います。

担当より一言

これからもさらなる品質向上に貢献するDXソリューションを提供してまいります。

担当者1
担当者2
担当者3
担当者4

この事例の商品について

Synology

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