当社は、お客さまに価値ある提案をし、真のワンストップサービスを提供する“プロフェッショナル集団”をめざしています。そうした目標達成に向けて、ITスキル標準(ITSS)に準拠した人財育成システムを構築しているほか、役割やキャリアに応じた効果的な教育を実施し、人財育成を強化しています。
教育制度は、職種別教育、階層別教育から成り、キャリアプランに沿って受講できる幅広いプログラムをそろえています。職種別教育は、SE(システムエンジニア)や営業など職務タイプ別に必要な知識やスキルを学びます。また、階層別教育は、教育体系に基づき、ビジネススキルや論理的思考のレベルアップを図るとともに、キャリアの過程で必要となるマネジメントスキルを学びます。
業務に必要な知識・スキルの継続的習得・向上を図るため、当社では自社教育および日立アカデミーの集合研修・オンライン研修・eラーニングなど約630種やそのほかの社外教育ベンダの研修を活用し、人財育成を推進しています。
また、下図の体系に基づいた「Off-JT」の実施と併せ、職場で「OJT」を基本とした実務教育を実施し、個人に合わせた人財育成を図っています。
階層ごとに必要な知識・スキル・マインドの習得・向上を図ることを目的に当該階層全員が必須受講する基礎研修、個人別に選択受講できるスキルアップ研修、ビジネスリーダーを育成するビジネスリーダー選抜研修を整備し、計画的な人財育成を行えるようにしています。
キャリア | 階層 | 研修内容 |
---|---|---|
ITSSレベル6~5
業界・日立グループに貢献できる人物
|
||
部長相当職
|
経営戦略、イノベーション
|
|
課長相当職
|
マネジメント、経営戦略基礎
|
|
ITSSレベル4
高度な技術を持ち、プロジェクトを統括できる人物
|
||
主任相当職
|
リーダーシップ、マネジメント基礎
|
|
ITSSレベル3
業務を独力で遂行できる人物
|
||
担当6・7年目
|
リーダーシップ基礎
|
|
ITSSレベル2~1
上位者の指導の下、業務を担当できる人物
|
2年目~
5年目 |
ロジカルライティング基礎、ロジカルプレゼンテーション
|
新人1年目
|
メンバーシップ、ロジカルシンキング基礎、アカウンティング
|
キャリア | 階層 | SE 教育内容 | 営業 教育内容 | コーポレート 教育内容 |
---|---|---|---|---|
ITSSレベル6~5
業界・日立グループに貢献できる人物
|
部長相当職
|
PM力強化教育
|
部門毎に実施
|
部門毎に実施
|
課長相当職
|
提案力向上研修
|
|||
ITSSレベル4
高度な技術を持ち、プロジェクトを統括できる人物
|
||||
主任相当職
|
SE力強化教育
|
|||
ITSSレベル3
業務を独力で遂行できる人物
|
||||
担当6・7年目
|
||||
ITSSレベル2~1
上位者の指導の下、業務を担当できる人物
|
2年目~
5年目 |
基礎教育(基礎、開発、基盤構築、運用コース)
|
基礎教育(営業コース)
|
基礎教育(コーポレートコース)
|
新人1年目
|
新人研修、モノづくり実習、実習成果発表
|
当社では人財育成を非常に重視しています。入社から5年目までをITエンジニアとして活躍し続ける基礎を完成させる期間と考え、技術スキルやヒューマンスキル(プレゼンテーション能力や思考法、ライティング)を徹底的に学べる教育機会が用意されています。
社員一人ひとりが自らの仕事に積極果敢にチャレンジして、仕事を通じて社会に貢献し、生きがいを持ってもらえるよう教育体系を整えています。学ぶ意思や意欲がある人には、あらゆる教育機会が与えられ、生涯にわたって活躍できるビジネスマンに成長できることを約束します。
当社は、計画的に人財を育成するために、日立グループ共通システムをベースに人財育成支援の仕組みを構築しています。
また、全国の拠点あるいは自宅からeラーニングやオンラインでの研修を受講できる環境を整えています。
従業員自らが市場における人財価値を再認識し、さらにスキルやキャリアを高めることをねらいとして、日立グループではITSSに準拠した職種を再定義するとともに独自職種を追加し、市場価値の高いプロフェッショナル人財の育成に取り組んでいます。