ページの本文へ

Hitachi

株式会社日立システムズエンジニアリングサービス

PROJECT♯03 大手通信企業のスマートフォン向けフィルタサービス構築プロジェクト

導入前の課題

お客さまではすでに携帯電話でのフィルタリングサービスを実施していましたが、スマートフォン普及に伴って、スマートフォン向けフィルタサービスを開始することが急務となっていました。そこで今回、携帯電話フィルタシステムを利用し、新たにシステムを拡張するシステム構築プロジェクトが発足。
プロジェクト発足時の課題として、以下の内容が挙げられました。

  1. スマートフォン向けシステムのプラットフォームに既存システム(携帯電話フィルタシステム)とは異なるハードウェア、OSを採用(UnixからLinuxおよびIAサーバーに変更)
  2. 既存アプリケーション(携帯電話フィルタシステム)の改修を行うため、品質劣化(デグレード)のリスク
  3. 既存システム(携帯電話フィルタシステム)と新システムとの移行のリスク
フィルタサービスとは、携帯電話などで利用可能なサイトに存在する、詐欺まがいな「悪質サイト」や18歳未満の青少年には提供が禁止されている「出会い系サイト」、「成人向けのサイト」などをシャットアウトするサービス

解決方法

  1. Unixプラットフォームと同水準の安定性を確保するため、障害試験はもとより、長時間安定試験や負荷試験を繰り返し実施
  2. 疑似環境を利用し、度重なる移行リハーサルを実施することで、移行手順の精度を確保

導入後の効果

アプリケーション試験フェーズまで完了し、現在、システム移行フェーズが進行中です。
本番環境での最終的なシステム試験を経て、2012年前半にシステムサービスインします。

難しかった点

UnixからLinuxへのプラットフォーム変更で、同等機能の実現や安定性の確保が課題であり、アプリケーションのポーティングだけでなく、プラットフォームの差異による運用負荷が少なくなるように運用シェルを改修する必要があった点。

ポーティング:あるシステム向けに開発されたソフトウェアを別のシステムで動作するよう修整・再構築すること

お客さまの評価

システムリリースはまだ行われていないため最終評価ではありませんが、スケジュールの遅延なく各フェーズを完了していること、また、長時間安定試験による安全性の確保、負荷試験の結果、システムの性能目標を十分に満たすことができており、技術面、作業品質面において高評価をいただいています。